神との約束、全48話を見終わりました。
久々の長編で、ちょっと疲れましたが、いい作品でした。
ハン・チェヨンさんが母親役ということで、どうかな?と思うところもありましたが、概ねわたしは好意的に見ました。
ジヨン自らが手放した子を、自分ではない別のナギョンが、そして、その人はかつての夫になる人物の今の妻、が育てるという普通では受け入れがたいことですが、それでも、その子ジュンソを元気に成長させて下さったことに感謝しかない、と言い切ってしまえる母の心境はすごいなぁと単純に思いました。
終始、こんな表情で、ハン・チェヨンさん、以前のイケイケな感じの役とは全く違う雰囲気になっていてびっくりしました。見事な演技変身だったのではないでしょうか?
(以下、随所にネタバレあり。注意〜w)
終盤は泣き所もあって、久々に韓国ドラマらしいドラマを見た気がしました。
オ・ユナっし演じるナギョンが、まぁ見事に悪役なんですけども、この人もかわいそうな人で。ジェウクの嫁の座をなんとかジヨンから強奪し、弁護士としての腕もありながら、会社での立場も確保しようとする、なおかつジュンソの母としての立場も固守したいという執着にとらわれた人物でした。
何も持たないところから始めたナギョンは常に失う、ことに対する恐怖で自分を強く保たなければならない強迫観念でいっぱいだったのでしょう。
完全一致(そんなもの存在するのかな?)のドナー提供者が現れたのに、わざわざそこへ電話していって、提供辞退させてしまうという、夫ジェウクをはじめ、祖父サンチュ、産みの母であるジヨンが聞いたら信じられないようなことをさらっとやってしまう、彼女はほんと憎たらしい敵役でした。
最後には、自分が痛めつけ続けたジヨンによって、叩きのめされ、であるのにもかかわらず許され、ボロボロになってしまうんですよね。気づいたときには自分はもう遠くまで来てしまっていた、という感じなのかなぁ。
まぁしかし、こういう人物がいることがドラマの視聴を劇的に早めますねw
オ・ユナさんにとってはなかなか精神的にハードな役だったのではないでしょうか。グッジョブです。
最後、ジヨンが控訴を取り下げたことについて、このドラマでは許し、という言葉を使っていました。
許しを得たいのならば、まず自分が許すことだ、という言葉が教訓として最後に語られていました。。。。